赤ちゃんとのお出かけの必須アイテムと言えばベビーカー。大切な赤ちゃんを乗せるからできるだけ良いものを選びたいけど、調べてみたら色々な種類があって、どれを選んだらいいかわからない。
そんな人のためにベビーカーの種類や機能をまとめてみました。赤ちゃんだけでなくママやパパにも便利な機能がたくさんあるので、これを参考にベビーカーを選んでみてください。
ベビーカーのA型・B型とは?
ベビーカーには大きく分けてA型とB型があります。これはメーカーが決めているものではなく日本の一般財団法人製品安全協会が定めた「SG基準」によって決まっているものです。SG基準に適合することが認められるとSGマークを付けることができます。
SGマークは一般財団法人製品安全協会が安全性を認めた証であり、万が一製品の欠陥により人身事故などが起きた場合、同協会が最高1億円の損害賠償を行うことにもなっています。ベビーカーを選ぶときはSGマークの付いた安全性の高いものを選ぶとよいです。
ベビーカーのSG基準のページには以下のように書かれています。
A型
新生児期を過ぎて(1か月)から、又は首がすわった乳児期(4か月)から使用でき、最長で48か月までの間で使用期間を定めたベビーカー
適用月齢の指定例;「1か月から48か月まで」、「4か月から36か月まで」
B型
おすわりができる時期(7か月)から使用でき、最長で48か月までの間で使用期間を定めたベビーカー
適用月齢の指定例;「7か月から48か月まで」、「12か月から36か月まで」
つまり、おすわりができる時期より前から使用できるものがA型、おすわりができるようになってから使用できるものがB型という分け方になっています。
ただし、読んでわかるとおり同じA型でも1か月から使用できるものと4か月からしか使用できないものがあるので、購入前には何か月から使用できるものかをチェックする必要があります。
A型ベビーカーのメリット・デメリット
メリット
・つくりがしっかりしており安定性が高い。
・対面式と背面式を切り替えられるものがある。
・生後1か月から使用できるので長い期間使用できる。
・水平に近い状態までリクライニングできる。
デメリット
・重量感がある。
・値段が高め。
・大きくてかさばる。
B型ベビーカーのメリット・デメリット
メリット
・軽量のため、持ち運びしやすい。
・値段が安めで買いやすい。
・簡単に折りたためてコンパクトにできる。
デメリット
・対面式にできるものは少ない。
・7か月頃からしか使えないので使用できる期間が少し短い。
・リクライニングできる角度は小さめ。
ベビーカーの種類
両対面タイプ
背面と対面式を切り替えられるタイプのベビーカーです。赤ちゃんの顔を見ながら押したいときは対面式に、ある程度赤ちゃんが成長してきたら背面式にして赤ちゃんが外の景色が見えるようにしてあげるといった使い方ができます。
このタイプはほとんどがA型のものになります。つくりがしっかりしていて安定性があるものが多いですが、その分重量感があるものが多いです。
背面タイプ
両対面タイプと違って背面しかできないタイプです。その分構造がシンプルなので両対面タイプよりも軽量・コンパクトなものが多いです。
背面タイプのベビーカーはほとんどがB型ですが、A型ベビーカーにも背面タイプのものがあります。
チャイルドシートにできるベビーカー
ベビーカーのシートを取り外すことができ、車にセットすればチャイルドシートにもなるといった機能を持ったベビーカーです。他にもシートがキャリーになるので赤ちゃんを起こさず運べたり、チェアになったりして1台で何役もこなせるものもあるようです。
便利そうに見えるのですが、シートが重そうだし一々シートを車にセットするのも面倒臭そうで機能を使いこなせそうになかったので私は買おうとは思いませんでした(私はこのタイプを使ったことがないので、あくまで私のイメージです)。
ベビーカーを選ぶ際のポイント
ハイシート構造か?
地面から遠ざける構造(ハイシート)にすることで、地面からの放射熱やホコリ、有害物質から赤ちゃんを守ってくれます。
通気性が良いか?
シートクッションや座席部分には熱がたまりやすいので夏は暑くなりがちです。そこを通気性のよい構造や素材にすることで赤ちゃんが快適に過ごせます。
安全性は?
日本製のベビーカーであればSGマークがあるかどうかが一つの参考になります。SGマークは日本の基準なので海外製のものには付いていませんが、各メーカとも自社の安全基準があるので、付いてないから危険というわけではありません。ただし、海外製のものにするにしても聞いたことのない無名メーカーのものは念のため避けておいた方が安心です。
軽さ・畳み方・コンパクトか?
毎日使うものなので、軽量・コンパクトで運びやすいものの方が便利です。また、畳んだ際にどの程度の大きさになるか、立たせておけるかなどをチェックしておいた方がよいです。
デザイン・色は?
基本的に好きなデザイン・色で問題ありませんが、可愛すぎるものを買うとパパが押してくれないかもしれません。ちゃんと夫婦で相談して買うようにしましょう。
ハンドルの高さ
ママにはちょうどよいハンドルの高さでもパパには低すぎるかもしれません。お互いが無理なく押せる高さのハンドルのものにするか、高さを調節できるものにした方がよいです。
どうやって選べばよいか
ベビーカーはライフスタイルに合わせて買ってください。
以下のポイントについて考えながら選ぶとよいと思います。
・生まれてすぐからベビーカーを使う必要があるか?
・移動が多いか?→電車やバスなど公共交通機関を使う機会が多い場合は小回りのきく2.5~4kg程度のものがよい。
・どこに置いておくか?→玄関や車中などであれば折り畳んだときにそこで邪魔にならない程度の大きさがよい。
A型ベビーカーが高くて予算に合わない場合は、赤ちゃんが小さいうちは抱っこ紐を使って、おすわりできるようになってからB型ベビーカーを買うという方法もあります。
我が家では比較的安くて重量も軽めなA型ベビーカーであるコンビのメチャライトを使っています。
安い分若干操作性(小回りなど)が悪いですが、普通に使う分には問題なく使えています。
今回の記事が皆さんのベビーカー選びの助けになれば幸いです。
それぞれのライフスタイルに合わせた良いベビーカーを選んでください!
今回は以上です!